沖縄でハブクラゲに刺されたらどうなる?症状は死亡例は?もしものときの対処法も解説

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沖縄県、温暖な気候と綺麗な海があることから、大変人気な観光スポットとなっていますよね。今では、日本人だけでなく海外の方も多く訪れています。しかし沖縄の海には、そんな観光気分をぶち壊すような、危険度の高い生物が生息していることをご存じでしょうか?

それがハブクラゲです。

この記事ではハブクラゲの概要や毒性、刺されたらどうなるかなどを紹介します。対処法なども解説するので、沖縄観光に行く前に、ぜひ確認してみてください。

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ハブクラゲとは

ハブクラゲとは、沖縄県全域に生息するクラゲのことです。全体は、「カサと呼ばれる頭」「4本の腕」「触手」で構成されています。

クラゲといえば水面にふわふわと浮いているイメージですが、ハブクラゲはそうではありません。水中では最大時速7kmを誇るスピードスターです。時速7kmといえばそれほど速くないイメージですが、水中だと人間の脚ではまず逃げ切れません。すいすいと海水中を泳いで、人間の脚や腕などに噛みつきます。最終的には頭が10cm、触手が1.5mほどに成長するそうです。

ハブクラゲの毒性

ハブクラゲの触手には、毒針と毒が詰まった「刺胞」という器官があります。ハブクラゲに刺された場合、この刺胞から毒が体内に注入されるわけです。

その毒性は、非常に強力で、猛毒として知られるハブの数十倍ほどともいわれています。日本近海で泳ぐクラゲの中では、最も危険な種です。

ハブクラゲに刺されるとどうなる?

沖縄の海でハブクラゲに刺された場合、どのようなことになるのでしょうか。

ハブクラゲに刺された場合の症状

ハブクラゲに刺された場合、激痛を感じ、患部がミミズ腫れになります。

ハブクラゲに刺された箇所は、多くの傷がつき、患部にはハブクラゲの触手がまとわりつきます。およそ6時間後にはミミズ腫れが水疱に変化し、12時間後には患部が壊死しだすそうです。

ひどくなると、呼吸困難・ショック症状などを引き起こし、最悪の場合は心肺停止に至ります。

ハブクラゲによる死亡例

これまでハブクラゲに刺されて死亡したのは、幼児も含め3人です。死亡例が出ているので、沖縄県に海水浴に行く場合は特に注意しましょう。

ハブクラゲに刺されないための予防法

ハブクラゲに刺されないためには、ハブクラゲ侵入防止ネット内で海水浴を楽しむのがおすすめです。侵入防止ネットは、沖縄県が認めている予防策なので、ぜひ活用しましょう。この区域内では、ハブクラゲに刺されることはありません。

侵入防止ネットがない地域では、ウェットスーツ・長袖・スパッツなどを着用し、できるだけ肌の露出を少なくしましょう。万が一ハブクラゲに襲われても、刺される箇所がなければ、被害に会うことはありません。

ハブクラゲに刺された場合の対処法

ハブクラゲに刺された場合は、慌てずに以下の手順で応急処置を行いましょう。

速やかに海から脱出する
・食酢を患部にかけまくる
・ハブクラゲの触手を患部から取り除く
・氷や冷水で患部を冷やす
・近くの病院で診察してもらう

患部に残されているハブクラゲの刺胞(毒液)は、完全に放出されているわけではありません。そのためハブクラゲに刺された箇所は、絶対にこすらないようにしましょう。患部をこすると、刺胞が刺激され、残りの毒が排出されてしまいます。砂をかけるのも厳禁です。

食酢をたっぷりとかけるのは、患部についているハブクラゲの触手を取りやすくするためです。食酢をかけるだけで、触手が取れることもあります。食酢だけでは、取れない場合は、指先を使ってそっと取り除きましょう。真水や日本酒や泡盛などのアルコール類では、逆効果です。

カツオノエボシやウンバチイソギンチャクなどの場合は、食酢をかけることで患部が悪化します。これらの生物に刺された場合は、別の対策が必要です。

カツオノエボシやウンバチイソギンチャクについては、こちらの記事を参考にしてください。

呼吸停止・心停止に陥った場合は、すぐに心肺蘇生を行いましょう。心肺蘇生については、以下を参考にしてください。

小さい子なら、非常に大きな声で泣き叫ぶので、親としてはパニックになりがちですが、どうか慌てずに適切な応急処置をしてください。

また沖縄に海水浴に行く前に、近くの病院がどこにあるかも把握しておきましょう。

ハブクラゲが発生する場所・地域

ハブクラゲが発生するのは沖縄県全般です。そのため沖縄で海水浴を楽しむ場合は、ハブクラゲの脅威・毒性をしっかりと確認しておきましょう。海水温が高く、潮の流れが緩やかで、水深20~30cmほどの浅瀬なら、どこでも刺される可能性があります。特に12時から夕方にかけては海水温が上昇しやすくなるので注意しましょう。

ハブクラゲに気を付けるべきシーズンは?

ハブクラゲに気をつけるべきシーズンは、5月〜10月頃です。この時期は沖縄県のどの地域でも、ハブクラゲに刺される可能性があります。夏が近づいて海水温が上昇すると、ハブクラゲも大きくなるため、お盆前後は特に注意したほうがよいかもしれません。沖縄本土でも「お盆がきたらクラゲが出る」などといわれています。

海水温が上昇する季節とは7月~9月でしょうか。この時期に沖縄観光する方は、特に注意して下さいね。ハブクラゲは半透明なので、夏場は非常に見えにくくなっています。日光の照り返しを受けるので、注意してみなければ確認することすら難しいでしょう。

小さなお子さんがいる方は、シュノーケリングなどで水中を確認してから、海水浴を楽しむとよいでしょう。

まとめ

沖縄の海でハブクラゲに刺される確率は、それほど高くありません。ただし過去3件の死亡例が出ている以上、何らかの対策は絶対に必要です。今の時期は心配ないシーズンといえますが、海水温が上昇したときは、ハブクラゲに刺される可能性も高まります。親の無知で、自分の子供の命が奪われるのは、絶対に避けましょう。

以下、沖縄県で海水浴を楽しむときに注意したい点です。

・ハブクラゲの形状を把握しておく
・7~9月は特に注意する
・食酢をもっていく
・ハブクラゲ侵入防止ネット内で泳ぐ
・ウェットスーツなどで肌の露出を防ぐ
・応急処置法を確認しておく
・心肺蘇生法を確認しておく
・近くの病院を把握しておく

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